心臓移植という奇跡を経て、今、私の胸の中には新しい鼓動が刻まれています。多くを語ることは控えなければなりませんが、この「命のバトン」を繋いでいただいたことへの重みは、一日たりとも忘れたことはありません。

「二人分の人生」を生きるという覚悟

私は今、こう思っています。「これからの人生は、自分一人だけのものではない。二人分の人生を、最高に幸せなものにする義務がある」と。

ドナーの方、そしてそのご家族が守り、託してくださったこの時間は、私にとって何物にも代えがたい宝物です。その恩返しができるとしたら、それは私がこの世界を誰よりも楽しみ、力強く生き抜く姿を見せること以外にないと考えています。

最高の人生にするために

かつては「病気に奪われた時間」を嘆いたこともありました。しかし今は違います。頂いた命と共に、これからの人生をどれだけ彩り豊かなものにできるか。その一点に全力を尽くしたい。

朝、目が覚めて胸に手を当てる。そこにある温かいリズムを感じるたびに、私は「今日も最高の日にしよう」と自分に誓っています。

私の心臓が刻む音は、感謝の音。一歩踏みしめる足音は、恩返しの響き。

 

By wwbnq181

50代。25年間、地元の企業で働き抜きました。 私の人生の後半戦は、想像を絶する病との戦いでもありました。 原因不明の難病「巨細胞性心筋炎」の発症。 不整脈を抑えるCRT-Dの植込み。 そして、心臓移植を待機する6年半(2300日)、補助人工心臓(VAD)と共に生きる日々。 その間、脳梗塞や小腸穿孔といった合併症にも襲われ、何度も命の瀬戸際を歩きました。 しかし、そこには常に私を支えてくれた妻と息子の存在があり、 私のために緊急時講習を受けてまで居場所を守ってくれた9人の同僚たちがいました。 心臓移植という奇跡に恵まれ、今、私の胸には新しい鼓動が刻まれています。 「頂いた命と共に、二人分の人生を最高にしたい」 そんな想いから、25年勤めた会社を卒業し、第2の人生を歩み始めました。 趣味は、一人の足音を感じながら歩く二時間の散歩。 このブログでは、闘病の記録、家族への想い、そして何気ない日常の尊さを綴ります。 私の経験が、今を懸命に生きる誰かの力になれば幸いです。

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